子どもが一番最初に接する社会、集団生活の場が幼稚園・保育園です。
働く母親の第一歩は子どもを安心して預けられる保育園を確保から。いったいどんな保育園があるのか、どうすれば保育園に入れるのか、まずはいろいろと情報を集めましょう。
保育行政は、住民に一番身近な市区町村で行われています。
認可保育所を利用したい場合には、市区町村の保育担当の窓口に相談して申し込むこととなっています。
これに対して、認可外保育施設は、直接は市区町村とは関係していませんので、利用したい場合には、その施設に直接申し込むことになります。ただし、市区町村によっては、認可外保育施設や保育ママに独自に助成している場合があります。その場合には、それらの情報も教えてくれるでしょう。
いずれにしても、市区町村の保育担当の窓口でいろいろ聞いてみることが大切です。
建物の外観がきれいだったり、保育料が安さ、便利な場所にある施設は魅力的ですが、子どもが長時間過ごす上で最も大切なことは、子どもが過ごしやすい環境か、保育する人の配慮が行き届いているか、きちんとした保育のプログラムがあるかなどです。
保育料についても、自治体から補助がある場合や、働いている人が皆ボランティア精神の持ち主という例外的なことでもあれば別ですが、安すぎれば、どこかに無理があるのでは、と思った方がよいでしょう。
インターネット、情報誌や広告などの情報だけでは限界があります。
利用する施設を決める前には、必ず見学しましょう。2つ以上の施設を見学することをおすすめします。できれば、時間帯を変えて2回見たり、行事のときなどに参加しておけば、保育の様子がよりわかります。そのときに利用者から園の様子を聞くのもいいでしょう。
【園見学のポイント】
- 園の経営方針とわが家の方針を見極める
保育所ごとに方針があるので、それとわが家の方針が合うかどうかを見極めましょう。 - 保育の内容と方法を見る
保育所は、園児の年齢の幅が広く、園にいる時間が幼稚園に比べると長いので、子どもの負担にならないような配慮・どのような工夫がされているか、などを見ましょう。 - 保育士の子どもへの関わりを見る
「指示」と「指示以外」の言葉の割合に着目するのもひとつです。子どもをほめる・認めるなど、子どもがよろこぶ言葉や会話がかわされているか、また表情や雰囲気も大事。声の大きさや表現の仕方もポイントのひとつです。子どもと共に心地よい生活が展開されているかが大事です。低年齢児の場合は、一人ひとりの子と保育士の関わりを見るのも大切です。 - 保育士の身だしなみが子どもと接するのにふさわしいかどうか
服装や髪型、つめやアクセサリーなど、身だしなみが子どもと接する先生としてふさわしいかどうかも見ておきたいところです。特に乳児の場合は抵抗力がないので、衛生面での配慮は大切です。 - 保育士の構成
保育所の場合、幼稚園とは異なり、一日のうちに複数の保育士と関わることになります。正規の職員、臨時の職員など、さまざまな立場の保育士がいることを知っておき、構成などを確認するのもよいでしょう。 - 施設・設備を見る
- 保育室の広さや整理の状況・遊具の配置や種類(年齢に見合った施設・設備かどうか)
- 園庭の広さや固定遊具の種類や配置の状況・使われ方
- 保守点検など安全管理の状況
- 遊具などは、たくさんあるかよりも、子どもが使いこなしているかがポイントです。一日の大半を過ごすのによい生活環境かどうかも視点のひとつです。
- 保守点検など安全管理の状況
- 合う園を探すこと、園に合わせること、両方が大事
現実的には、100%理想どおりの園というものはないものです。家庭の教育方針など、自分に合うかどうかということはもちろん大事ですが、おうちのかたも「保護者としての集団生活を始める」という視点で、園に合わせていく部分も必要になってきます。 - ポイントをはっきりさせて納得できるかを考える
決定にあたっては、まず、妥協できることと妥協できないことをはっきりさせましょう。そのうえで納得できるかどうか考え、きちんと納得したうえで決定しましょう。そうしないと、入園してから何かにつけて不満が残る結果になりがちです。 - 決定はおうちのかたが責任を持って
「他の人にすすめられて」「友人の子が行っているから」などで決めると、あとで責任を他に置き換えたくなることがあります。そのようなことのないよう、決定はおうちのかたが責任を持ってしましょう。 - 迷ったときは納得のいくまで検討する
転居などやむを得ない理由でなく、おうちのかた自身の不満などから途中で園を変えることは子どもにとって負担になります。迷ったときは夫婦で納得のいくまで話し合ったり、見に行ったり、園から話を聞いたりしましょう。







